「真・中華一番」の感想【これは酷い…食べ物好きロックバンドMONTANAが激おこぷんぷん!】
「北京ダックでも食べに行こうよ」を公開して、
楽曲を流行らせるべく中華料理界を調査していたところ、
最近「真・中華一番」のアニメ放送が始まったのを思い出しました。
20年ほど前に放送されていたアニメ版「中華一番」は、
ミスター味っ子を系譜した迫力と馬鹿さがあり非常に好きでしたが、
「真・中華一番」はAmazon Prime Videoのサムネイル画像から、
少し駄目さが伝わってきて、視聴を後回しにしていました。
恐る恐る視聴してみるとこれは…
食べ物・料理への愛を感じない!
作品の良いところを見つけようと試みましたが、
残念ながらこれは酷い…
「美味しんぼ」「クッキングパパ」「ミスター味っ子」とグルメ漫画は、
視聴者に「こんなの食べてみたい2」とか「面白いから作ってみよう!」と思わせることが大事だと思っているのですが、
この「真・中華一番」は視聴者が何を望んでいるか分かっていなく、
ただただストーリーを進めるだけの作品という印象です…
やはり料理漫画の主役は「食べ物そのもの」なのではないでしょうか…
調理シーンもとても短く、
全体的に「食べ物や料理に対しての愛を感じない」です((+_+))
食材の画にも問題があるように思います。
「食材はとりあえずツヤツヤに描いておけばよい」という、
駄目なグルメ雑誌の考え方が見受けられます。
しかし食材は「パリッと感」「シャキッと感」などいろんな要素を持っています。
揚げ物勝負のときも「アツアツ感」も「サクッと感」も何も伝わってこない!( ;∀;)

感情がない!
「感動的な美味しさ!!」
「腸煮えくり返るほどの怒り!!」
「絶体絶命のピンチ!!」
「大逆転劇!!」
中華一番はこんな感情たちを誇張しつつも、
分かりやすく伝えていたのが魅力だったと思います。
しかしこの作品は感情が伝わってこず、
話にも波(音楽でいうグルーヴ)が無い感じです。
物語を早く終わらせようと、
料理人側も試食する側も坦々と事務作業をしているように見えます…
「人の心を満たしてこその料理である!」
あと単純にストーリー構成が酷い!
登場人物の紹介も何もないので、
前作を観ている人でないと何にも話が分からないストーリー構成になっています。
というか前作を観ている人でも混乱するストーリー展開です(;’∀’)

いやいや。無駄だと思わず学びに変えよう!
ただ「面白くなかった」だけでは時間を浪費したことになってしまいます!
頑張ってこの作品からも学べることを見つけましょう!
「視聴者が作品に何を求めているかを考えないとダメ!」
「作り手は何をどう伝えるかを整理しないとダメ!」
「そもそも作品テーマとなるものへの愛がないとダメ!」
MONTANA自身にも言い聞かせます♪
ではまた次回!
