「ヒョンヒョロ」の感想【藤子・F・不二雄異色・SF短編集】

今回は藤子・F・不二雄先生の異色・SF短編集より「ヒョンヒョロ」の感想です。

ヒョンヒョロは初めて読んだとき、藤子・F・不二雄先生の作品の中でも最も恐怖を感じた作品です…(;´∀`)

ブラックジョークの極致とも言えるこの作品は、皆様に是非一度読んでみていただきたいものです。

ヒョンヒョロとは?

とても可愛らしい男の子「マーちゃん」に、
まるでテーマパークのキャラクターのようなウサギ型の宇宙生命体が脅迫状を差し出すところから物語はスタートします。

ウサギの脅迫状には「ヒョンヒョロを返せ」と書いてあります。

最初は児童文学のようなメルヘンチックな内容ですが、
ウサギの可愛らしい見た目とは裏腹の恐ろしさが徐々に出てきて、
最終的には………( ;∀;)

というようなお話です。

ギャップが生み出す恐怖( ;∀;)!

藤子・F・不二雄作品好きなら、この作品に登場するウサギさんは、
大長編ドラえもんの「ブリキの迷宮」に登場するウサギのキャラター、
「タップ」とよく似ていると感じるはず!

hyonhyoro
こんな感じの生物です…

そのくらいひょうきんで可愛らしさがあるウサギさんなのですが(多少でかいですが…)、
そのウサギの圧倒的な支配力に恐怖を感じることになると思います…

童話「ハーメルンの笛吹き男」のような雰囲気も漂い、
幼い子供が読むとトラウマになるかもしれません…

しかしながらただ恐怖を与えるだけでなく、落語のような見事な構成力で、
映画を一本観ていたかのような満足感を与えるのは、
さすが藤子・F・不二雄先生だと改めて感心させられる作品でもあります。

ヒョンヒョロからの学び

ヒョンヒョロは藤子・F・不二雄先生の作品の中でもあまり知名度が高い作品ではありませんが、
魔法少女まどか☆マギカ」や「約束のネバーランド」のような、現代のダークファンタジー漫画・アニメ作品にも通ずるものを感じます。

共通しているのは平和な日常からの転落という「ギャップ」だと思います。

ビートルズがスーツ姿でロックを歌ってように、
人の感情を操作する手法として「ギャップ」は非常に大事だな考えさせられます。

MONTANAは「ヒョンヒョロ」のように最終的に恐怖を感じてほしいわけではありませんが、
より人を楽しませようと考えたとき、この「ギャップ」を使ったアプローチを取り入れていかなければならないのかもしれません。

ヒョンヒョロは藤子・F・不二雄先生の作品の中でも名作だと思っているので、
皆様も是非読んでみてください!

ではまた次回!

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